感謝、感謝、感謝

晴れ晴れしい卒園式にのぞむと毎年の事ではありますが「もっとしてあげられた事があったはずなのに」と申し訳ない気持ちになります。その気持ちとは裏腹に、園児たちは元気一杯の笑顔で、眩しいばかりに輝いているのです。今回、特に嬉しかったことがありました。舞台の上で集合写真を撮る際、なかなか準備ができない園児を待つ時間が流れました。焦らず待つことが園の方針ですが、ご両親にとっては、我が子の晴れの卒園式を問題なくスムーズに進んで欲しいと願っていたはずです。1分、2分と時が経過した後、その子はやっと立ち上がり参加することが出来ました。皆さん、さぞかしご立腹の事と思いきや、温かい拍手が自然に湧き上がりました。この瞬間、子どもたちだけではなく、お父様お母様も含めたイーズ家族の輪の絆が強くなった気がしました。遅い事、出来ない事を非難するのではなく、みんなで応援し励ましあって心が一つになりました。ご両親、子どもたち、スタッフ一同に感謝です。こんな有り難い場面にいることが出来て、幸せを感じました。

人生の生きる目的は「幸せになること」だと思います。いくら競争に勝っても誰にも喜ばれない様な勝ち方をしては、幸福感や達成感を感じることは私には出来ません。どんなに仕事を成功させても、卑怯な事をして得たものでは後ろめたさから安心して暮らせません。生きる目的は競争に勝つことでも、無駄なく時間を過ごすことでもなく、家族や友人とどれだけ豊かな時間を過ごすことかだと思います。どうしたら、どう考えたら、人々の笑顔につながるかを基準に行動すると、幸せの種が増えていく気がします。子どもたち一人一人が幸せを目指し、生き生きのびのび、自分らしく心豊かに成長して欲しいと心から願っています。どんな辛いことがあっても、それを乗り越え、さらに嬉しい事がたくさんあります様に、いつも、いつまでも神様が守ってくれます様に、毎朝私は祈ります。