今まで沢山のことを子どもたちから学んできました。その一つに愛情の循環があります。愛情も血液と同じ様に循環していないと腐ってしまいます。腐ってしまうと精神的に不安定になり、その結果として暴力的になったり、引きこもりになったりします。もらった愛情をきちんと外に出し循環させる事が必要です。人は思った以上に多くの他人から愛情を受けているのに簡単に忘れてしまったり気づいていなかったりします。人間が生きていくためには嫌なことを忘れることが大切ですが、もう少し他人からしてもらった事を簡単には忘れない様にしないとこの循環がうまく行かなくなってしまいます。
自分が何かをしてあげたことは忘れないのに、頂き物のお菓子を食べながら
「この美味しいお菓子、どなたから頂いたんだっけ？？」
ふと忘れて、そう思う事があります。
その失礼さに自分の身勝手さを思い知ります。日々の生活自体を見直して見ても、多くの人たちに支えられているのに、意識していない事が殆どです。その事にもう少し敏感になると自分の気持ちに感謝が生まれ幸せに包まれる様に思います。朝の散歩の時にゴミの収集車に出会すと、臭くて参ったなと思う自分と、この人達のおかげで生活が出来ているんだな、本当に有り難いと思う自分とがいます。どちらの自分を選択するかで生き方が大きく変わってきます。心豊かにも貧しくにもなる様に思います。
こんな時は意識的に感謝する自分に思考を習慣づける様にしています。思うだけでは、なかなか思考の習慣はつかないので、まずは作業をしている人に向かい手をあげて、Good morning. Thank you! と挨拶をします。 挨拶と感謝は万国共通で人の心を豊かにします。行動を習慣化することで心も習慣化される様です。自然と感謝できる自分に自動的になって行きます。行動も心も始めはぎこちなくても、段々と慣れてきます。その内に相手も笑顔で手を振ってくれる様になり、ここに愛情の循環が生まれます。そして、精神的に豊かになれるのです。必死に走って汗だくになるよりも健康に役立つ様に思います。愛情を出すことを行動から習慣付けて自分の心も幸せになれる様に習慣付けたいと思います。そして、笑顔で毎日を過ごしたいものです。