エグゼクティブファンクション 「それでいいんだよ」

手前味噌ではありますが、先日、塾の先生に言われた事があります。「中学生になって個性的で、自分の道をしっかり進んでいる子どもは、皆んな E I S 卒園生です」と言われました。

個性的すぎて先生方にお手数をかける事もあるようですが、一人一人が自信を持って進んでいる様子をお聞き出来て、とても嬉しく思いました。私たちの思い描いたような子どもたちに成長していて、子どもの力に感謝です。

具体的に E I S 教育の何が、個性豊かで自己肯定感の強さを生み出したのかを考えてみました。「違っていていい」「真似してもいい」「自分のやりたいことをやりたい様にやっていい」と言うのが私たちの教育方針です

それには「嫌な事はしなくてもいい。その代わりに自分のやりたいことを一生懸命やりなさい」と言う先生方の強い思いが、自己肯定感を強くしたのかもしれません。子どもたちが否定される事はほとんどありません。「自分の体に害がある事」と「人に対して失礼な事」以外は全て肯定しています。

また、アドラー先生がおっしゃっている、ほめてはいけないと言う事も大切には思っていますが、ポイントは結果を褒めるのではなく、子どもが頑張って来た過程や工夫に、先生の感動を伝える事なのだと思います。

それも、先生が一人称で、「先生はこの部分が好きだな」「先生は素晴らしいことだと思うよ」「嬉しかったよ」「とても助かったよ。ありがとう」など、他のものとの比較ではなく、先生自身としての感動や感謝を伝える事なのだと思います。その伝える言葉の中にほめる言葉があったとしても全く問題はありません。

最終的には他の誰かに勝つことが目的なのではなく、自分自身が自分の道をしっかりと歩み幸せになることが目的なのです。

目の前の挑戦を諦めないこと、失敗したと思っても、また挑戦する気持ちなどを応援します。どんな状態でも「今の君が素晴らしい」「大丈夫、君なら出来る」。そんな思いを言葉に出して、いつまでも言い続けたいと思います。みんなもっともっと楽しく、幸せになーれ!

2024年6月6日
園長 峯村敏弘