運命の作り方

生きていると騙されたり、ひどい事を言われたりして、悲しい思いや悔しい思いをする事もあります。すると、ついつい自分を貶めた相手に復讐してやりたい気持ちにもなります。そんな時、どこからからともなく「そんな小さな事で怒らないで、どんな事にも感謝してごらん」という言葉がふと心に浮かんできます。すると今までの自分の器の小ささに気づき、恥ずかしい気持ちになります。こんな私が現在の自分でいられるのは、自らの力だけで成し遂げたことではない事はよく分かっています。そんな事を思っている時に、ある言葉に出会いました。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから

この言葉の発信者は諸説あるようですが、生きる上でとても大切な教訓としています。私が今まで園長をやってこられたのは子どもたちの存在のおかげです。園児たちは、私を見かけるなり飛んできて「園長先生だーいすき」と言ってくれ、笑顔と幸せを与えてくれます。すると私も彼らから頂いた以上の幸せをお返ししたいという思いに駆られ、子どもたちを幸せにするためにはどうしたらいいのかを常日頃考えるうちに、いろいろな考えが生まれます。それを一つ一つ行動に移し、それが積み重なって性格になり、おかげさまで素晴らしいスタッフにも恵まれ良い運命として進んでいるようです。

自分自身の目先の利益や名誉に囚われると、心が不安で占拠され、運命も恐れていた方向に導かれる気がしますが、子どもたちの今と未来の幸せを中心に置いて考えると、希望でいっぱいになり、運命も希望につられて叶う気がします。つまり、自分の運命は自分で変えることが出来るのです。沢山の喜びの種を見つけ、感謝の心を忘れずに行動することで、よりよい運命が育まれ、いつの日かビックリするほど更に大きな感謝するべき現実となって帰ってくるのだと信じています。