「あなたはとても大切で価値のある存在」

「あなたはとても大切で価値のある存在」なのです。

コロナ禍により小中高生の自殺が増えているとの報道がありました。とても悲しい気持ちで一杯です。大人である私たちが自信を持って明るく生きて行く姿を見せて行かなければならないといけないのでしょう。

60歳を過ぎて気がついた事があります。今までは自信や自己肯定感には根拠が必要だと思って来ました。しかし、出来なくなる事が増えてくる年齢になると根拠のある自信は崩れやすい事に気がつきました。崩れない自信は根拠が無いけれども真実である事なのです。そして、幸せに生きて行く上で、崩れてはいけない自信は「私はとても大切で、価値のある存在である」という事です。すぐに納得は出来ないかもしれませんが、目の前のお子さんを見て下さい。文句無く「とても大切で、価値のある素晴らしい存在である」と言えるでしょう。根拠は無いけれども事実であると確信出来ます。そして、自分自身にも幼い頃があり、同じ目で親に見られていたのです。ですから、あなたも「とても大切で、価値のある素晴らしい存在である」のです。

何が出来ても、出来なくても。何を持っていても、いなくても。友達が沢山いても、いなくても。「あなたはとても大切で価値が有る素晴らしい存在なのです」これは、理解するレベルでは無く、心と体に染み込ませて欲しいのです。そして、他人の評価になんか頼らないで生きて行きましょう。良い奴だなんて言われなくて良いのです。君は友達だなんて、言われなくて良いのです。だから、嫌な事を言われたら怒りましょう。相手の力が強かったら逃げましょう。そんな時だって「あなたはとても大切で価値が有る素晴らしい存在なのです。」逃げることは恥でもなんでもありません。衝突を避けて平和に暮らすために、逃げてあげているのです。生きる目的は勝つことではないのです。幸せになる事です。立ち向かわなければいけないのはその相手ではなく、自分の中のネガティヴな気持ち、幸せになれる事を信じられない気持ちです。不安が襲ってきたら、鼻から息を大きく吸って、ゆっくり口から吐き出しましょう。もう一度、もう一度。明るい未来が信じられるようになります。大丈夫。「あなたはとても大切で価値のある存在」なのですから。